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新テント&一ノ木集落 ② 大日杉登山口

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翌日、大日杉小屋まで移動し野営場を下見した。 山形県側の登山口である飯豊山荘と大日杉小屋。かつて飯豊山荘の軒下コンクリに幕営し 石転びに登ったものだ。飯豊町(旧)中津川地区のここ大日杉野営場もいいとこだ。飯豊登山口の中でも山形側登山口は県の山岳観光に対する理解があってか?かなり設備・道路等が整っている。昨夜、ここに幕営すれば良かったかなぁ、後悔した。ついつい新潟、新潟って気ばかりで 山形の記憶がすっ飛んでた。

この小屋にも薪が積んである、一斗缶で焚火ができるぞ、火消しの沢もあるし。ちょうどに下山された方々と駄弁ってすごした。「下山簿」を拝見、登山ブームではあるけれど、昔と比べてけっこうな利用者数だ。昔は地味な登山口だったが。今度飯豊に来るときは「大日杉小屋前の芝生」と決めた。無駄に地蔵岳に上がるのが厄介だけど・・・懺悔することないし(笑)、森に囲まれたチョッピリ空間というロケーションがいい、波長に合ってる。一ノ木登山口の御沢のだだっ広いキャンプ場よりこちら大日杉小屋は自分らしい野営生活ができそうだ。水洗トイレでないからね 九才 それが残念。ここから登って切合小屋のテン場で幕営し、本山と御西、大日岳を眺めるのが「写真好きには適っている」。もうオッサンなんだしぃ 欲を張らんわ・・・

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風が出てきた、雨もパラってきた。今日のお山は大荒れだ。さっそく野営場のテーブルに持ってきた食糧を並べ 小手先不器用ながら下拵えする。昨日は 野菜かき揚蒲鉾にネギをたっぷりと入れた「さつま揚げ饂飩」だったが、疲れた移動日には水分が摂れて最高だった。今朝は「たっぷり野菜のミネストローネ300g」というレトルト品を温め パンをかじった。このレトルトであれば・・・、アマノフーズの「ブロッコリーのミネストローネ」フリーズドライのほうに軍配を上げる。150㏄の湯で溶くだけだが自信もって推薦できる、格段に旨い。

今日のランチはコジャレてミートソースだ。玉ねぎ、トマトを刻みニンニクを潰してコトコト煮あげ(BOSCOで炒めたほうがいい)、それにキューピー・ミートソースを加えた。多少、水を加えたがソースが濃いので特に問題はない。パスタは100g分量。3分で湯切りしてBOSCOをかける。ここでは水処理が楽にできる、川があるので 川砂を使えば食器洗いも簡単に済む。キャベツを適当に切ってビニール袋に入れ、「アンチョビふりかけ」をまぶし、残った野菜類も適当に刻んで小袋にいれ、「イタリアンドレッシング 25ml」をかけそれぞれ揉んだ。これら小分け(少量パック)で売られている調味料たちがキャンプ料理のミソなんだと思う。美味しいんです!味付けが・・・つくづく。ヨークベニ◎のソースマヨドレ コーナーに行けば見つけられる。

これで、ビールがあればいいんだが・・・岳谷(タケヤ)まで戻って釣堀りの食堂で譲ってもらうってのも考えた。が、気が引けるぞ。譲りを乞うなんて、男のメンツが泣くって(笑) 飲んでしまえば マジ2泊目幕営決定となる。というわけで、、、フラフラ徹夜状態で登るよりも、一日休みを取るつもりで ココ大日杉を利用すれば、、、安全な登山ができるはず。この「前夜泊」という対処もセルフレスキューの骨格の一つ。

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話は変わる・・・いつもの小言だ(笑)

登山届を綿密に書き上げる・・・、大日杉登山口に提出されたこちら村田町の方は 村田5:00・遠刈田・七ヶ宿・高畠・小国・飯豊山荘(バイク残置)7:30・手ノ子・大日杉8:30という計画書を提出しなすった。村田を5:00に出て途中の経由地点までの距離と到着時間とを記しながら、飯豊山荘に7:30に着くとある。これほど几帳面に「何キロ走って、何時何分に、どこそこに至る」と積算して計画できる方は 計画書を作るのがそもそも楽しくてしょうがない人種なんだろう、人柄が見えても来そうだ。しかもパソコンで出力したキレイなもの。 自分なんか大雑把だし、計画通りに行きも帰りも通ってないし(大きな声でいえないけど)、まして手書き派だから、見習う必要があるくらい。

如何せん、これにオチがついた。「大日杉小屋9:00・地蔵岳10:30」になってた。この登山口を初めて登る人らしい。この時点で「独り善がりで記された計画書」なんだろうなぁ・・・、二泊三日の荷物を背負って1時間半で?、トレランでもムリかな。標高差1000mもあれば優に3時間はかかる・・・、どんな計算しとるん。それでも救いは、切合小屋泊16:00と記されていたこと。予定コースの途中、途中に残りの1時間半を細切れに分散させたのか?帳尻だけは合っている。

バイクまで車に積んで周回を試みる・・・「効率」優先な方なんだろう。素晴らしい!と 今ならヤマレコ会員やブロガーたちから大絶賛される?w。。。ひと昔も、ふた昔も前ならば、電車とバスで登山口に一泊しそれから2泊3日の縦走を楽しんで、下山口の温泉に泊まるか、また夜行とバスとで帰ってくる 「さすらいの旅人」風が多かった。 そのむかし、山は「旅」そのものだった。 大袈裟に言えば、覚悟をして全山縦走という「山旅」に出たものだ・・・覚悟をして。 そう語られていた・・・ってことを「細切れ登山」ブロガー諸君は 少し考え直してみようよ。爺イからの提案だ。




山岳会の先輩は「海から山へ」のエッセイを多くしたためた。山は海から標高を高めていくもの、山の水は海へと流れるもの という概念からだが。 その山へと向かう街道の途中で、胡散臭い見知らぬ「旅人」に声をかけてくれて、触れ合った地元人との温かな心の交わりに どんと背中を押されて山に登ってきた、とも言っていた。「海から山へ」シリーズの根っこがそこにある、それを大事にして山に登れ と。

車社会になって、誰もが簡単に行け、誰もが日帰りピストンする山登りが主流になった。山も軽くなったもんだ。仕方がないのだが 世の中が「さすらいの旅人」を拒絶したからでもあるか・・・。スローライフは「奇人・変人」扱いの現代社会だもの。きっと、そう、、、なんか今、昔の自分の姿を見たって感じだなぁ・・・、異端者。異教徒。変人。偏屈もん。よくもまあ、白い目でレッテルを張ってくれたもんだ (´;ω;`) 

もっとノンビリと、民間企業では無理もあるか?、たとえば有給休暇を取得して バスやJRを利用しながら山を旅すればよいものを。。。スポーツ的側面と経済的効率とで山を捉えるってのだけは もう勘弁してくれ給え、お若い諸君! 

JR山都駅で降りて、町営登山バスに乗って川入の民宿に泊まり宿の味噌汁を飲んで、いよいよ今日 飯豊に登る。北股まで進んで梶川・丸森を急降下してもよし、縦走を続けて奥胎内に下りてもよし タクシー予約で胎内ホテルまで出て バスで日本海、胎内駅に行ってもよし 近くの温泉に泊まってもよし。ついでに秋の三面川河口で塩鮭の塩梅を試してきてもいいじゃぁないか。一つの山旅が君の「人生賛歌」に加わり変化する断末魔がそこにある。不便を乗り越え世間の多くと触れ合う、その時君は、爺イの言ってることを理解するだろう。




自分の人生なんだから 自分がそれでいいと思ったら それが一番いい。が、簡単にそうは言っても なかなかそうはならないのがこれまた人生。その人生を休むことなく、「そんなに生き急いでどうするの?」 もっとゆっくり、「山旅」を愉しめないのかい?・・・てこと。自分は18歳から山を覚えて、福島・仙台で沢ヤ稼業を20数年も過ごし、仕事の関係で岡に上がって10年程のブランクがあり、さらに定年で再び、夏道を歩き始め5年目の今なんだが、、、再開して気づいたことは、、、すれ違う老人、否そればかりか 行き交う登山者の誰もが同じ匂いをさせてるってこと。

人任せ登山、日帰り、料理せず、素ラーメンにソーセージ、幕営せず、ピークハント、天辺まで登らないとせっかく来た甲斐がない症状、雷雨に歩く、冒険と危険の違いも分からず、無駄せず遊ばず効率一番、CT命、個食、ソロ指向、その土地に金を落とさず、蘊蓄垂れ、泥臭さがない、そんな「華麗」臭漂う人に多く出会う。。。

あざとい生き方の例を一つあげようか・・・ショップの店員さんから戴く情報はたくさんある。その山の情報をたくさん持ってる。なのに ウェア、ギア類をネットで購入し続ける人がいる。お店で品質・機能、現物を確かめておきながら、購入はネットで!という「あざとい人」。ギアの購入も、山の情報も、山野での生活技術もネットで済ます・・・、となると、生身の人間がそこに介在していないではないか? つまり、人間関係を自ら断つようなもの。

山岳会にでも入っていれば別だが、、、山でピンチに陥った時にその脱出方法は誰も教えてくれない。でもショップの店員さんなら、そのギアの使い方ひとつの教示でピンチ脱出のヒントまでも与えてくれる。裏を返せば、人間関係を軽視し金銭問題を最優先させているとそれなりの山歩きしかできないってこと。ショップで尋ねてノウハウを会得することって意外に大事なんだヨネ。技術が身につかないでいる人ほど人間関係にも長けていない。その弱点は、深い山、雪山に行っちゃいけないことを衝いてるんだヨネ。。。




じつに思うんだけど、「山が勿体ない」なぁって。山で出会う登山者はセカセカしてる、休憩タイムの数分までもメモしてる。大らかに山を味わいながら歩いてほしいと思うんだが。 沢ヤを辞めたら、いつのまにか 自分の周りにはピークハンターばかり いたりする。いつのまにか ブログにアップすることがイコール山に登ったことになっていたりする。自身が感じとった山の感想は いつのまにか「素晴らしい!」の一言で終わらせ あとは写真のオンパレで行間さえも埋め尽くそうとしている。アップが遅れると「スミマセン!」と不特定多数に向かって 謝る・・・、これら、じつに不思議な現象だ。

いったい誰のための山やブログで、何のための山やブログなんだろ? 山への思い入れ、率直な実感、失敗談が書き込まれない平坦なブログを書いて 或いは読んで いったい君は満足なのだろうか? 深田百名山は深田久弥が旅して歩いて、登って、そして称えた「山の賛歌」だ。「100、名山記録簿」じゃないんだど。さらに 200名山、300名山だなんて いったい誰が決めたんだよ? そもそも「山を登ること」と「山を旅する」ことは もともと次元が違う。旅もせず、点から点へ移動して、深夜に車中泊、地元の民とは交わらず、ピークハントで、、、100、200、300って?、一体なんなんだぁ? 山をナメてんじゃないずぉ?(笑)




もう少し 別の観点で山を味わうってことができんもんかぁ。「余裕のヨっちゃん」的登山者ってここんとこ見たことない。老人はある意味、面白い?風変り?経験積んだ偏屈者?「独善家」風? 鉄人風? 哲人風? が 各種、各色、選りどり見どり、たくさん居るはずなんだが・・・山で出会う老人に限っては画一的で、なんかセカセカって、なんか下向いてて、なんか同世代として情けないんだなぁ。40になって急に登山に目覚めたからか? 50を過ぎて始めれば負い目もあるってか? 60になって年金もらいながら山に登れば後ろめたいってか?(それ、俺だっ 笑) 山をスポーツ的?効率的?に捉えるのが面白いってか?・・・誰しも そんな風なものなのか?

違うブロガーもいるぞ! 個性的なブログを書いてる「さすらいの旅人」もいるぞ。世の中 広いぞ! えっ?そんなヤツ知らねって?・・・ それはさぁ 求める心を君が持たないからだ。 それはさぁ 不思議現象に不思議だと思う心の回路が閉じてるからだよ。 そんな君は 人生の修行がまだまだ足らんと思いなさい なのだ。

いつもの小言だ 勘弁してけらい~ん。。。



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朝日連峰の五味沢で登山道整備に精を出しておられる「山さん」、彼のホムペ(「山さん」「角楢小屋」で検索すると一発で出る)を覗いてみてはいかがだろうか? 茨木から小国の五味沢に通って、私金で角楢小屋の保全と吊り橋を含めた登山道の整備と草刈りをなされている。いちど彼のエッセンスに触れたら 山に対する捉え方が変わると思うんだけど。。。

たとえば・・・利己的、自己中心的、自己満足的に山を捉えている自分が浮き彫りになってきて・・・、社会的に山を捉えている彼との視点の差、違いにきっと気づかされる。山行記録をブログに毎回アップして、今日も楽しかった~♪と記して写真を時系列で貼ってる自分が なんかヘンな人間に見えてきて、山を自己満足の対象としてのみ捉えているばかりで、山そのものを考えてなどいない。そんな自分が恥ずかしくなってくる・・・と思うよ。










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Commented by HITOIKI at 2015-10-02 12:31 x
こんにちは、HITOIKIです。
もときちさんのブログを読んで、同感することばかりです。山に対する想いは僕が50歳で登り始めた経験と子供の頃からの嗜好と僅かな読書体験が元になっているのですが、その想いがなんとか山の中の行動に見えてくるような記録を残したいものだと念じております。「山さん」のHP少しばかり読みました。ツアー登山の経験があって身にしみました。僕のほうの「登山部」はご指摘のごとく、かなり甘いものでした。メンバーは老人ではありませんが、「余裕のヨっちゃん」が集い合えるような組織にしたいとミーテイングをサブに頼んでます。これからもアドバスいただけることを僭越ながらお願い申し上げます。
Commented by tabi-syashin at 2015-10-02 13:33
お?、HITOIKIさん。爺イの「たわごと」に反応して戴き ありがとうございます。
人生という時間をともにして登りなさるんですから、佳き想いの山になるといいですね。
山歩きは「山旅」にならないと無味無臭になります。「上辺だけの山」に溺れちゃいけません。
仕事で溺れ 人生に溺れ、人間ですから誰しも「後悔の海」に深く沈みたくないですもんね。
でしたら 少なくとも山では自分が光っていないと・・・ですよ。 がんばってください。

HITOIKIさんにとって 山は生き甲斐 でしたね。その言葉 記憶に残っております。
by tabi-syashin | 2015-10-01 17:49 | Mount Iide | Trackback | Comments(2)