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新テント&一ノ木集落 ① 大石・足ノ松登山口

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購入したばかりの新調テントを「テスト」で張ってみることにした。軽くて、重さの実感がないので大丈夫かいな?不安もあるが 自立式なのでツェルトよりはマシという感じ? 還暦越えの爺にも使えるかどうか?半信半疑だった。隣近所の目もあるので(笑)・・・幕営サイトの豊富な?飯豊に行こう(となるのか?ふつう。。。)

一路新潟の関川村へ下道オンリーで移動。雲母温泉から左折して大石ダムの「彫刻の森」へ向かう。だが、ここは野猿が20頭ほどたむろしており テントを張る気になれなかった。昔、二口渓谷で野猿集団に囲まれ身動き取れない時があって、トラウマになっている。今日だけで野猿3パーティに出くわした、山ぶどう、栗の木があるところは避けたい。

発情期なのか???道路の真ん中で やたらとボス猿?が交尾している。真昼間から公衆の面前で・・・恥ずかしくないのか?・オマイラ。 にしても 睨み返す赤ら顔がすごい、もう破裂しそうだ(笑) 秘めた行為?を終えるまで・・・ヒマ(笑)、そんなこんなで 止むを得ず胎内ヒュッテ横のキャンプ場まで移動することにした。猿負けした。

足ノ松の登山口、登山タクシー(片道500円)がでるヒュッテ横のキャンプ場(水洗トイレあり)、、、おもむろに ニューウェポンを張ってみる。普通、いろいろ気になる点が出てくるものだが・・・この「ニーモ」テントに関していえば 逆に感心させられることばかりだ。とくにシングルウォールで前室があるというのは頼もしい。裁断と縫い付けがイイ。今まで前室付きの山岳テントなど張ったことがないんで興奮しまくり。冬は吹き流し付きのゴア・エスパースだったし、夏場はタープ一枚だったし、ゴアのソロテントだもんなぁ・・・。

前室効果が俄然ちがう。靴をいちいちビニール袋に仕舞う必要がない そんだけ?(笑)。ただ前室があるから・・・と油断していると、蚊が入り込んでくる。ベンチレーションを開けても テント内が暑い。ネットを被って軍手をして完全防備で寝袋に潜ったが、彼らは夜中まで飛び回っていた。夜中にさっそく雨に降られ、風の歓迎も受けたがビクともせず 雨音のパラパラパラ、風が出ると山毛欅からの滴りがバラバラバラって、音が小気味よかった。

あとは・・・稜線でのテストだな。風に吹かれ、一人で悪戦苦闘?できるかどうか?無理だろなぁ? でも張れないと死活問題だし、しっかり身に着けないと。まず 簡単にポールを差してシュルルっと押し込めば自立する。風吹く現地では、、、テントを建てる前に 風に飛ばされない対処をすればいいわけだから、風上にアンカーとなる石や木にテントの左右2つのグロメットを5㎜の細引きで結んでから ポールを差せばよいはずだ。
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持ち込んだ日本酒だが 今回、容器に惚れてパウチパックの「松竹梅の天」というのを「思い切って」試したが やっぱり「ハズレ」。止む無く昨夜は2合呑んでしまったが、残りは料理酒に回そう。やっぱり日本酒は地酒に限る。四合瓶で安くておいしいのは県北の「萩野鶴」というお酒。


余談だが、目下宣伝中の「秋あがり」「冷おろし」など「呑み切りの酒」はほんとうに旨いのだろうか? 私には・・・気が抜けたようで、宣伝の割にそれほど美味しいとは思わないのだが。そもそも今年造った酒を売り切るために「秋あがり」「冷おろし」として宣伝してるわけだから・・・ここ20年。むしろ「秋落ち」なんじゃないのか?と思えるくらい(これはキツイ冗談)。 

ひと夏過ぎて、瓶詰手前の最期の樽を品質検査し、ひと夏を超えても品質が落ちてないことを確かめ、税務署職員を招いて蔵元とともに皆で「呑み切り」をして品質検査通過、「今年の終わり」を祝うのだ(酒税の対象になる酒かどうか、火落ち菌などの品質検査と利き酒と)。税務署員も祝宴に入るけれど、彼らが帰れば 蔵元も杜氏も蔵人もこの日は無礼講なのだ。また11月から新酒の仕込みが始まるので、2カ月たらずが休養日というわけだ。といってもほとんどの蔵人が秋の穫り入れに忙しい時期だ。

いつの世も「日本酒は新酒が最もおいしい」と相場が決まっている。古酒などとんでもない!(笑) 仮に、秋あがりが「芳しくない」となれば、火落ちした樽分残量を計って「秋落ち」として製造石高の修正を受ける(酒税の戻し)ことになっている。瓶詰の日付が古くともいい、できれば新酒の1月から夏前の6月あたり迄に瓶詰され温度管理された酒を選ぶと まずハズレがない。酒好きに言わせれば、「秋あがりが旨い」などと言ってるうちは「私はオボコです」と言ってるようなもの、恥ずかしい感覚なのだ(笑)

















Commented by KS at 2015-09-30 18:32 x
"容器に惚れてパウチパックの「松竹梅の天」というのを思い切って試したが やっぱり「ハズレ」"私も一年前に買ってみたけど一口飲んで料理酒に・・・ パウチはいいけどね。
秋上がりはハズレ多いのかなー。廣戸川純米の秋上がりを呑んでるところなんですが、悪くない。春に特別純米も呑んだけど清清しい感じが残っていてこちらも旨い。秋上がりは深い味の食材に合うと思います。肉料理にも良いかもしれない。鹿肉のレアステーキなんかに合いそうです。サーモンステーキ(メジカのハラミ)などにも合うかなー、牡蠣は試してみないとわからない。テント良さそうですね。
Commented by tabi-syashin at 2015-09-30 21:27
秋あがりは上記のとおりですよ KSさん。もともと それほど美味い ってもんじゃないんです。ひと夏過ぎても火落ち菌にやられていないか? ヒネてないか? 酒税対象商品であるかどうか? を検査したものですから・・・。まあ 好みだからこれ以上言いませんが。

テント軽くて 小さくたためて サッと広げて パッと立てれて そりゃ最高でした。あとは強風の中で建てる手順というか 慣れの問題でしょう。
Commented by andanteeno at 2015-10-01 18:25

この山行記も大変参考になります (^^)
後半戦の目標の一つが福島百名山の幾つかの名峰を歩くことで、
飯豊山はその一つなんですよね。
今、こつこつと鍛錬しているのも、このためなんです (^^)
一ノ木の本村集落は、蕎麦を食べに山都を訪れると、時々散策してきます。
私事ですが、自分の亡父の実家が会津若松で、本家が山都町、
そして、亡母の実家が喜多方で、会津は自分の第二の故郷なんですよ。
幼い頃から飯豊連峰を仰いで育ったせいか、磐梯山とこの山には特に愛着があります。
いつの日か、山遊記を書きたいと思います♪
Commented by tabi-syashin at 2015-10-01 19:38
アンダンテさん
返信は④に書きました。宜しくお願いします。
by tabi-syashin | 2015-09-30 12:18 | Mount Iide | Comments(4)