2015年 03月 24日
好況感 どこに? しゃらくさい
就職内定率が高まってきたのは企業活動が活発になってきているからだ、 先日の国会答弁での総理の発言だが、それだけの理由で「好況」と判断するのは 一面的なんじゃないかな?
いま都心ではオリンピック需要として箱モノ工事が推し進められている。その都心で企業活動している土建業 建築業 サービス関連企業の押上がそうさせていると言えないものか?それでも「好況」と言いきるのか?
ほとんど地方の中小企業での数値が勘案されていないのではないか? 沖縄然り 東北被災三県然り さらに沖縄に至っては 首長が変わっただけで国の対応がガラリと変ったではないか?
中央直結でなければ国の支援は受けられないとでもいうのか?中央直結が地方再生の必要条件なのか? 地方再生・・・まだまだ実感がない 国税使って大企業を儲けさせる仕組みは止めてくれ!それとも、「地方再生」のスローガンは格差を見越した上で 対地方投下資本の必要性を認めていたからなのか。
アベノミクスは大企業とか都心企業 金融投資関連のみ味わえる経済効果ではないのか?とどのつまり地方経済への格差増大では? しかも公共投資関連の箱もの製造企業ばかりが上位に来るのではないのか?
車販売にしても需要度の高い地方において実績を伸ばしているのは「軽自動車」だけというではないか? しかも4月から軽自動車税が上がるのを見越して駆け込み需要らしい。
普通車を買わずにそのランクを下げた購買者が多いそうだ。4月以降は軽自動車税が一挙に上がるので 今年3月までの生産車 つまり 中古車を買って税金対策をする。これって地方の家計防衛策だ。
消費税を値上げした挙句 普通自動車を買い控えして軽自動車に購買が流れる その流れをストップさせようという自動車メーカーと政治のタッグが作った「追い打ち税」なんじゃないか?
それでも 好況 好況・・・と 呪文を唱え続けたいのか? 昨日は自衛隊を「我が軍」と軽く言い換えたりしたらしいが 村山談話も 安保も 集団的自衛権も 「我が軍」発言も 全て「平和主義」という憲法の原点で成り立ってきたのに 安倍政権になってからというもの どんどん右傾化している。
さらに一昨日、75歳以上の養老入院は今後は自宅療養に切り替えられるというし・・・。いったい どっち向いて政治をしようというのか? アメリカを向いてカッコいいことばかり言っても 国民は納得しないぞ!