北面白山 カモシカ尾根の雪稜

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三沢山の雪庇


春山は陽気で楽しい。でも やるべき訓練をして 入山すべきなんだろね。というわけで 5月の南会津遠征に備え「ピッケルワーク」基本動作の反復練習。経験から・・・南会津は 5月でも朝晩は凍結斜面になるし、降雪もある。必然的にアイゼンワークとピッケルワークの実践場になるだろうし 晴天の10時~15時の間は腐れ雪になるのが一般的に予想しうる。

「いまさら聞けない ピッケルワーク」、エッ?そんなご冗談を(笑)お店の店長であれ、山岳会の重鎮であれ、使用方法や こんな事例があったとか 経験談とか どしどし質問してください。実際、ネットの皆さんはどこでピッケルワークを学んでんの?という質問があるので 先ずそれを伺いたいです。

「ピッケルでの滑落停止訓練」・・・加速度がついたら止めるのは難しい。スピードが出る前に停める。滑落中、腕が延びきってもピッケルは離さない、バウンドした瞬間に戻せるから。諦めない!立木に激突するより、速度を落としたぶんだけ 助かる。

ブレード部分に体重をかけ続け、シャフトは掻き上げる。深く刺せる*ピックの長さがないと なかなかザラメは止まらない。表面のザラメに*ピック部が刺さっても、砂を単に掻いでるようなものだ。締まった雪の層にブレードを圧し深くピックを刺さないと 滑落停止には至らない。 (*・・・誤字訂正)

アイゼンのツアッケが引っ掛かれば、「前転倒」しないとも限らない。滑落中は雪面にアイゼンの爪を立てたり、アイゼンで止めたりしない。それこそ いきなり数回転しちゃう。アイゼン装着時は外股に歩く 爪を引っかけない。 (内股はツアッケを引っかけ易い)
昔、福島の山岳会でこんな教わり方をした。



*ピック部の短い、杖のような縦走用ピッケルはあまり効果がない。ましてや滑落時、手にしているのがストックだったら? 止まることは ほぼない。もともと春山にストックだけでいくこと自体 「フェィルセーフ」の考え方がない。(計画書を出さない ということも フェィルセーフの考え方にない)

急斜面に備えて登下降のピッケルワークと不得手な左手持ちの練習、下降時の「方向転換」、急斜面下降で使う「バックステップ」のピッケルワーク中心に・・・。

というわけで 今年4度目の北面白山カモシカ尾根。今日も電車登山だ(笑)  JR仙山線愛子駅発(07:30)。 
2月末の2度目から 先週の3度目へと順次、高度を上げ、尾根を確認してきた。今日以降、尾根の雪も落ちるだろうから 今日が最後の北面白山雪訓となるはず。

972mピークから1100mまで、尾根が比較的細く、冬季2月以降は雪稜になるところ。谷から巻き上がるので雪庇が見事。すべてクラックが入っている。
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コンタ1050mから振返って下部を写し撮ったところ。 972mピークは画面右上。足跡の横はクラック。5mほど前・後端2ヶ所に入っていた。

雪庇の反対側は谷の落ち込みが激しい(写真に向かって右側) 絶対に落ちたくない。いくぶん緊張すると 目の前にスノーリッジが10mほどが 待っていた。ナイフリッジでなくて助かった(笑) スノーリッジ部分はピッケル処理とサイドステップとでの練習にはピッタリ。シャフトを縦に刺すべきか 横に寝かせて*ピックを打つべきか? その時の雪質で決まる。
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1050mあたりの雪庇です。8mほどの成長ぶり。
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カモシカ尾根と長左エ門水平道との交差点。前回 先週は看板が出ていなかったが・・・長左衛門道からの登り斜面の下半分は「急斜面のバックステップ」下降訓練の練習に適している。様々な斜度があるので急斜面の登下降には充分な練習場だった。
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今日の練習地点は972mピークから上部。尾根上の「白いこぶ」(写真中央左の白い部分)から1050m上部。雪は900mから出てきた。

ズンズンズンと登れば山頂直下のプラトーに出る(13:10) 雪原でラーメンとオレンジとコーヒータイム(13:15‐13:45)。 目が悪いので雪面の高低がつかめず 下りで2回も松の根っこに躓いた 愛子駅着(16:00)。
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山頂直下のプラトー

滑落停止の訓練は面白山スキー場上部斜面で実践しようと思う。
雪の腐りが早いのでピック部の大きいピッケルで対処したい。
























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by tabi-syashin | 2014-03-22 21:00 | Mount Futakuchi | Trackback | Comments(0)