人気ブログランキング | 話題のタグを見る

後藤さんがシリアに行った ワケは?

後藤さんは「弱い者の味方であろうとしていた。誰かが伝えなければ、という使命感からシリアに行った」と池上彰さんは語っている。

前回 (2/1) ここまで 書いてきたが・・・

しかし、、、どうも腑に落ちない部分があって ・・・、後藤健二氏が何故 危険な命のやり取りをしてまで 「はるな救出」に昨年10月にシリアに出向いたのか?その真実の理由を知りたい。どんな繋がりが二人の関係にあるんだろうか?そもそも 英語も話せない「湯川はるな」という人はどんな人なのか?どんな行動目標を持った人なんだろうか? そんな疑問があるけれど どのメディアも真実を語っていない。

---------------------------------------------

ブログ「世に倦む日日」*で指摘されてもいるが・・・、後藤健二氏と湯川はるな氏とは 後藤さんの証言していた7月ではなくて、それ以前の4月に既に会っていた という時系列上の事実があって一緒の写真まで撮られている。それなのに、個々別々な存在のように報じられてきた。さらに日本のTV局(御用局といわれているNHK)との契約(現地レポート)以外に「私的な機関」からの受託契約がなされていて ある特務を与えられ、その関係で二人は昨年の4月から密接に行動していた との疑惑もあるようだ。

湯川はるな氏といえば「武器商人」を名乗るポッと出の男、英語もアラビア語も話せない商人(?)、そんなイメージであり武器関連のビジネスチャンスがあるかどうかが最初の渡航目的だというから 我々視聴者にはそこいらの男が三菱などの武器商人とタイマンでやれるの?という 薄っぺらな?疑問点の多い男という印象だが 実は、彼に件の特務を与えた裏の事情は湯川はるなさん自身のブログに書いてあるらしい。つまり後藤健二氏のほかに元航空自衛隊幕僚の田母神さん、その他の「工作員」と書かれた人達との関係性だ。

----------------------------------------------

『毎日新聞が 昨春から後藤氏と湯川氏が連絡を取りあっていた』 という記事を今日になって載せたことから 我々が騙されているのは、、、『後藤健二さんが捕まり ISISによって殺害された事実を神話化させることによって 彼が中東に派遣されている「別の任務」が世間に知られずに影を潜めることこそが狙いでは?、それと彼らの本当の任務、つまりは ①「日本の情報機関の特務」を果たしていたんじゃないか?』の疑惑を隠すためには好都合ということになるようだ。

つまり真実は ②報道されていなかった昨年の11月に既に身代金が要求されていたこと(政府は1/20初めて知ったと言ってるが)、つまり ③この事実を極秘にし緘口令を敷き、年末総選挙に突入させていったという点。 つまり ④テロリストから身代金10億円が後藤さん妻の方に要求されている時に、国民は人質情報に関して何も知らされず、大義なしの総選挙に踊らされた。 つまり ⑤まさに戦時下の情報統制ごとき動きがあったわけだ。
 
----------------------------------------------

「後藤さんは常に子供に寄り添った」「弱者の味方だった」「戦争で傷ついた子供を支援した」 そして池上彰さんの「弱い者の味方であろうとしていた。誰かが伝えなければ、という使命感からシリアに行った」という後藤さんを形容する表現が一方通行で流され善人後藤健二の形容がなされた・・・となると? つまり ⑥こんな「同調圧力」がかかれば、この形容に異議を唱える者は非国民だということになるのか?

つまり ⑦後藤健二氏に尊敬と共感以外の言葉は口から出せない環境が新聞、テレビ、ネットを中心に日本全体に作り出されたのであるとすれば なんと恐ろしいことだろう。このまま日本は憲法「改正」で戦争の道を歩むことになるんじゃなかろうか?とこんな私でさえ思ってしまう。後藤健二さん人質事件を神話化させることも含めて つまり ⑧情報操作・画一化に向けた同調圧力による「概念の形成」は怖ろしいものだな ということが間借りなりにも分かって来た。

----------------------------------------------- 

端から英語もできない湯川はるな氏が どうして武器で儲けようと考えたのか?という疑問が誰しもあるだろう。勝手に中東に行けているという疑問・・・これなどは単純にそうではなく、つまり ⑨いわゆる裏機関と受託契約の特務によって中東に出かけていた、裏機関はその通訳を後藤さんに任務させていた ということになるらしい。 後藤、湯川 二人の関係性は一本筋が通り、つまり ⑩上司が後藤さんで部下の一人が湯川さん。片や「善人」、此なた「捨駒」という上下関係が浮き彫りになる。いわゆる「辻褄が合う」話になって来た。この推理は合点がいくのである。

つまり 何故に後藤さんは2回目にアラブに渡ったのか?・・・神話化させることが都合の良い人たちの情報操作・情報圧力で 霧に包まれつつある疑問が このブログによって解き明かされていく。この疑問に対する答えがようやく分かって来た部分である。ということは つまり、 ⑪池上さんが言うように「彼はジャーナリストと言う顔をもちながら」 他方、何がしかの強い糸に操られているマリオネットの人形! つまり、2回目の渡航の理由はそこにあるのだということになる。

------------------------------------------------

その「そこにある」理由を知るには もう少し、ブログ「世に倦む日日」に注目してゆきたい。今まで触れられなかった事実の検証で このブログにぶち当たって 彼の意見を聞いて ハッと私は目が覚めた。なんと情報操作された、作られた風潮に自分は流されてきたんだ と恥じいるしかない。

今回、新しく記事で知った事実は 後藤さんの奥さんは外務省関連の独法「国際協力機構」J-ICAの職員だったこと。裏機関とは日本の公安ということ。ここを押さえておくことによって 謎の解明が一段と進むことになる。

それにしても 案の定というか・・・ 

自衛隊での救出に意欲だとか 海外派兵の法整備だとか やおらテロを口実にかまびすしくなってきた。 問題はソコなんだと思う。昨年の秋から身代金が要求されていたにもかかわらず、情報を秘匿させたまま年末選挙に突入させたわけで、結果、自民党が勝ち、テロを利用して情報を操作し、これでようやっと 地域限定のない集団的自衛権が立てやすくなったと、できたばかりの国家機密保護法が役に立ったぞと、いよいよ憲法改正だと、海外派兵だと、アメリカの肩代わりができるぞと、 安倍政権は色めき立ってるが、、、実に ソコが問題になってくるのだ。




問題点はさらに一歩深まって・・・ファッショ的な同調圧力が深まったことだ。

マスコミによる「後藤健二への美化と礼賛」は、これでもかと洪水のように押し出され、同じ映像とコメントがニュース番組を埋め、後藤健二は神格化されて行った。 ブログ「世に倦む日日」によれば・・・、

「後藤さんは常に子どもに寄り添った」「弱者の味方だった」「戦争で傷ついた子どもを支援した」、このフレーズが幾度も幾度もテレビから流され、同じ映像が使われ、事件についてのテレビ報道は、真相を解明したり追跡したりするものではなく、後藤健二を絶賛するもの一色に染まった。

特に、殺害された2/1以降は際立っていて、今や後藤健二に対しては尊敬と共感の言葉以外は言えない環境になっている。疑問を差し挟む余地のない、絶対的な無謬の英雄として仰ぐしかない空気が醸成され、それが固まってしまった。

後藤健二を崇拝する同調圧力は、マスコミ以上にネットが強烈で、まるで、後藤健二の悪口を言う者を見つけて制裁する自警団が組織されているかの如くだ。


・・・となる。 この指摘が為されていたときに 既に私も神格化の淵に立たされ 落されていた。じつに 恥ずかしいことだ 自分の目で何が正しいのかを判断するのではなく世間に同調する形で自分もそう思ってしまったことに ファッショの勢いに押されてしまった。 




共産党の志位委員長が、同党の池内議員の政権批判Twitterについて「政府が全力を挙げて取り組んでいる最中だ。今あのような形で発信することは不適切だ」と非難したが それは真の左翼を標榜する共産党として 自己批判ものだったのではないか?いつから安倍翼賛政党に成り下がったのか?機関紙「赤旗」に自己批判なり 声明なり 公開すべきだ。 

志位さんまでもが 「同調圧力」に乗っかってしまったとは思いたくもないが・・・それほど日本全体がテロ劇場に注視させられたわけだ。日本の為政者は最初から後藤救出など思っちゃいなかった。だから昨年11月から身代金を要求されているにもかかわらず イスラム諸国の憎しみの象徴とでも言うべき「イスラエル国旗」の前で20億ドルの供出を政見放送したわけだ。 アレは対テロ支援ではなく人道支援だっ などと辻褄を合せても それが通用するよな連中じゃないのは百も承知のはず。 私達はここの処を押さえなくてはならない、騙されちゃいけないのだ!
























by tabi-syashin | 2015-02-06 23:00 | colum