2011年 08月 22日
八幡平アスピーテライン
久しぶりの山岳ドライブである。
ルートは松尾八幡平からアスピーテライン経て田沢湖に抜けるコース。
途中、藤七の湯に入るため 樹海ラインを経由する。
峡雲荘を左に見て樹海ラインに入ってゆくわけだが
高度1000m、「岩手富士」の後姿が見れる付近までは
ステアを左右に切り続けねばならない。
藤七温泉近くまで来れば右手に茶臼岳を眺めながらの漫歩コースとなる。
硫黄のにおいが鼻に突いたら すぐに藤七旅館だ。
藤七の露天風呂から見上げる空は秋の巻雲が浮いていた。
ここの露天は2度目だが、過ごし方がとち狂って予定がオーバーする。
今回も 泊まりたい願望にやたら駆られた。
隣の地平線は茶臼岳から延びる八幡平の稜線。
リングワンデリングの怪?黒地森の湿原地帯がその地平線に隠れている。
秋田方面に向かって左斜面は 一面の笹が光っていた。
夏の終わり ススキ、シャジン、キリンソウなどが出そろう。
そろそろ山も 秋へのシフトチェンジだ。
車を止めれば そこここに探訪したい草原と沼を発見する
このまま走り下るのが非常にもったいない。
山は 歩いてこそ山 再確認になった。
車乗りは 歳をとっても 車に乗るの?・・・と問われたら、
半分は車を降り、半分は車に思い出を飾り 半分は山を歩くようになる
大学時代から ずっと山を歩いてきた自分だから
ついつい出てしまう いつものどうでもいい解答。それしか他に用意できない(笑)
外気は20度。窓を全開にしてブナ林をおりてゆく。
ここから 黒湯温泉まで2時間チョイ、、、じつに快適だ。
春山淡治にして笑うが如く
夏山蒼翠にして滴るが如く
秋山明浄にして粧うが如く
冬山惨淡として眠るが如く
春は山笑うがごとく
夏は山滴るが如し
秋は山粧うがごとく
冬は山眠るが如し
まもなく錦秋の秋がやってくる