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水晶尾根から見上げる「山伏ドーム」。上部40m? 下部50m?、ざっと100mほどの垂壁。栄太郎新道側から撮ったドームの写真はよく見かけるけど、水晶尾根側からの写真は滅多に拝めない。となると この画像(Fujifilm 写るんです)は貴重品だな。

この写真で ルートを読むとしたら・・・もっとも写真では解りかねるが。。。下部は左上クラックから取りついて1ピッチ、2ピッチ目はルンゼを直上、ブッシュの処理が問題そして中間台地に乗らずにそのまま上部カンテ取りつきまで進む。カンテは2ピッチほど?で山頂。約3時間かな? 新潟山岳会の古い記録によると・・・ドーム基部で野営した ともある。


昔から 一つのことに惚れっぽいというか 脇目も振らずに集中する癖がある。一旦、始めだしたら飯も食わずに 徹夜してでも成し遂げてしまう悪い癖。今夜は手を止めて、楽しみを明日にとって置く などと云うことはできない性分。

南会津に御神楽と云う雪崩に磨かれた岩だらけの山がある。あるとき そこに登れないだろうか? 難しいだろうか? できそうかな?という思いが生じたのが運のつき。自分の技量もそこそこに、登りたい、焦りにも似た「気」が先に立つ。痩せ馬の先走りだ。

会津側から三条という廃墟集落を通過し、八乙女滝からの細尾根を登るのだが・・・林で囲まれているので安心していられる。でもきつい登りだったことは覚えている。反対側の新潟側から登れば・・・その細尾根は樹木がなく左右スッカラカンだ。細い岩尾根だけがぐいぐいと山頂稜線に数本も突き上がる。

三条集落だが 浦和浪漫山岳会が霧来沢水系に通い始めた数年は人が住んでいたという。それは1981年ごろのこと と浦和浪漫の"鉄人"坂内氏が記していた。

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初めての湯沢岩壁。1993.10.3



稜線に連なる岩尾根は 新潟側から栄太郎新道 山伏 水晶 つばくろ尾根。初めてなので、勝手がわからず湯沢出合の野営地にテントを張って まずは下見した。湯沢の小さな流れのどん詰まりは 広くポカンと広場になっていた。広場の中央に大岩。20mほどの湯沢大滝が正面に構える。その奥は驚愕の奥壁群! 体が初めて凄んだ。

それは 秋だというのに雪渓の残骸が黒々としており 横の岩にはピンが4本ほど打たれ右のフェース状を登ってバンドを左に亘って大滝を乗っ越すらしい・・・とまでは分かった。

初めて心底ブルった。 明日は大丈夫だろうか? 不安だらけだった。 その夜は焚き火をたいて大酒を飲んで寝た。

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2回目は中央の水晶尾根。1995.9.24

水晶の細尾根は山伏尾根よりは簡単(らしい)、御神楽は岩質が脆くボロッといく。とだけ聞いていた。

まずは湯沢から先、水源まで広谷川左岸を進み、ラクダの窓沢を過ぎて本名穴沢との出合いに至る。本名穴沢沿いの途中、左から入るトマノ左俣に入って 水晶尾根末端の丘に登りついた。前回の敗退が頭にあるので何としてでもクリアしておかなくちゃ。呪文は「山伏よりは岩は立っていない」だ。

先行で枝尾根にとりつく、小松の枝が邪魔ながら20mも登れば 所々の岩穴に3cmほどの水晶が光る主尾根に出た。水晶尾根の名前の由縁だった。水晶尾根に上がった途端 素晴らしい景色が飛び込んできた。御神楽稜線からは何度も見下ろしたことがあったが 今は奥壁の上に広がる稜線を真下から見上げている。右が湯沢奥壁の鋭鋒群とアバランチシュート、左は御神楽沢、谷まで深く切り込んでいて、滝が幽かに見えた。左手奥がつばくろ尾根だ。愛機CONTAXを軽量化のため「写るんです」に変更したのが悔やまれた。

後続がコンテで続く。やがて大きな太さ50cmほどの美形な松にでた。このスラブ帯によくも生き残った奇跡のような松だった。松の根元を左のスラブから跨いで進むと高さ6mほどの手がかりのない丸い大岩に行く手を塞がれた。この丸い大岩だけが安山岩のようだった。その岩のクラックにコメツツジが根を食い込ませている。ボルトが打たれていたのでアンカーとした。バンドを右に進みツツジの株を手がかりにして登る。ロープをフィックスできる倒木でセルフビレイ、後続を確保した。

面白い箇所はココまで。 あとは山伏尾根が合流する湯沢の頭までの起伏を左右のバランスをとりながら、ひたすら登るだけだった。幡野は単調さに飽き、P3で稜線を右へ逸れスラブに出て手ごろな壁を見つけ7mほど直上したいと言ってきた。それでも満足させるものではない。ここら辺のスラブは平坦で、なんら怖さも持たないほどフラットバーンだった。

途中、あるはずの岩峰、御神楽槍はどこだったのか???いつ乗り越えたのか??? 印象そのものが薄い。 それらしきものといえば3枚目の画像になるのか?急峻さはないけど、20mはあったかなぁという感じ。御神楽槍の記憶がないまま山伏尾根の合流点を過ぎ、チンタラと湯沢の頭に出た。スラブ群を眺めながめ 6時間かかった。


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登ってしまえば水晶尾根、御神楽槍は、 ナニ コレ・・・? だった。山伏尾根に比べると難度はガタ落ちだ。

でもまあこれで・・・、前回敗退の憂さを2年ぶりに晴らせたことになる。前回は山に魅入ってしまい、時間切れの敗退だった。救助隊出動には至らなかったものの深夜の下山は怖かった。四足動物と遭遇するのが怖い(笑)初めてホイッスルの有難味がわかった。

この山がきっかけとなり かつて通った会津の山々を思い出したように毎年通い続けることになる キッカケの山だったな。前ヶ岳南壁 会津駒~稲子山~城郭朝日岳 田子倉ダム~村杉半島~丸山岳 長須ヶ玉山~花沼湿原、枯木山、三岩岳~窓明山~坪入山~丸山岳~火奴山 会津朝日~大幽山 蒲生~赤崩ハ十里越 霧来川 ・・・



僕らも 3年掛けて当地を調べ歩いた経験があるから岩稜を登れたようなもので、もし貴殿が登るなら 自己責任とセルフレスキューとでお願いします。よって 取りつきも、経過時間も、遡行図も記しません。御承知置きください。(会津や新潟の山岳会なら登攀図記録が残っているかもしれません)この記録は1993/1995年の山行報告を基にブログ用に書き換えたものです。(仙台YMCA山岳会 OB会員)











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by tabi-syashin | 2015-10-29 22:07 | Mount Mikagura | Trackback | Comments(0)

続々・身辺整理 6

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いよいよ大晦日を迎えるわけだが、、、以前に当ブログで掲げた身辺整理を実施した。大学時代 経済学を専攻した経緯もあり本棚には経済学書と哲学書が大半を占める。まさか この歳になって廃棄するとは・・・思わなかったが 決意したのだから実行した。経緯は以下のページに記した(http://tabilogue.exblog.jp/14787178/) (タグ#:身辺整理) あとは車関係のガラクタだけが物置に残った。

哲学書には畏敬の念を持っていたのもあって 中には棄てられなかった本もある。たとえば「岡倉古志郎 国際政治論 全5巻」、「見田石介 ヘーゲル哲学・弁証法」などがそれ。イデオロギーには避けて通れない「下部構造」の問題がある。 この下部構造の対立がある限り 東西問題はなくならないし 貧富差・南北問題の解決には至らない。さらに宗教問題が加わり圧し掛かる、、、 これらは学生時代に学んだ懐かしい唯物史観の基礎になった本である。まあそんな人間科学=哲学書を大事にしてきた自分が居たからか・・・少し?頑固な面があり、これらを礎にした精神構造が「仙台・泉ヶ岳ミーティング」(イッズミー)を組成させたのだろうし、HCCS生成の主宰に奮い立たせたのでもあろうし、趣味の車をもとに仙台でムーブメントを興す礎にもなっただろうし 一種の正義感が使命感に変わって波風を受ける立場に立つことを潔しとしたのだとも思う。 企画者、イベント主催者、支援運動の呼びかけ人などは 才覚に適った人物が現れ主宰していくべきものだが たまたまその時の情勢が私にその道を選ばせたのだろう。 ま、あとは A部君を中心にしながら後輩たちが互いに能力を補い合って 私の意図を後々まで継いでくれるはず。 

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もっとわかりやすく、人間科学の面からいえば・・・
たとえば 、、、 車は誰でも持てる 
けれども 、、、 その車で 誰とでも友達になれるか?
こういう命題があったとする。

この命題、君ならどのような仮説をたて 論旨を展開するかマジに考えてみないか?イッズミーへの参加意義やHCCSの目的とかがわかってくるはずだ。とっかかりとして・・・、隣りは何をする人ぞ?の「無関心」社会、俺さえよければいい「個人主義」社会、こんな社会で 昨日までの他人と友好関係なんて 努力なしにできるわけがない。だいいち「必要性」が薄い。日常から見れば疑問にも思わない問題だが、イッズミーはその生成によりこれら社会の不自然さを打ち砕こうとしたものだった・・・、という前置きから論旨を述べたい。

趣味は個人で完結するものだが 人によっては話し合える仲間をつくり情報を共有し 人によっては社会的に行動するようにもなる。しかし人の連携に車が媒体となってるだけであれば 自ら努力して連携しようとは誰も欲しない。むしろ衣食住に足りた人心は排他的であり、強いメリットや恐怖がない限り動かない。そんな人間たちが車を介してイッズミーを構成し、そんな人間たちが趣味車を介してHCCSを構成するのである。不思議なこともあるものだが 人の持つ、協同する・繋がるという内面は 本人の意思に関わらず共通利益の集団を求めるようになる。しかし、人が結びつく断面には 必ず作用面と反作用面とがある。そんな両面性ゆえにイッズミーやHCCSの中でも離合集散を再三再四、懲りずに繰り返すのだが、じつは自己に内在する「排他性の翳り」に人は気付いていない。人間の集まりには 協同(作用)と排他(反作用)、こんな矛盾が常に存在する。

そんな人間社会に集いを提起するには 提起者に熱い思いや哲学がなくちゃいけない。「横のつながりを広げよう」 これはイッズミーの10年来のスローガンだが全てのキーにもなる。この目的に反するものは集団から排除されてきた。また これがない集まりは仮の存在から真の存在へと脱皮できない。スローガン「横のつながりを広げよう」の真の意味=哲学を持たない組織は長くは存続できず破綻に陥ってゆく。暴走族に例を見れば 彼らには族としての「集団の掟」があるが、彼らにないものは唯一 哲学だけだ。ゆえに「一過性」「仮の集団」で終わってしまう。

大事なことだが スローガンだけで追随、支持する者はいない。スローガンという一種の理想主義に貫く思い、いわゆる哲学がないと組織は支持されない。会社でいえば定款だがこれを定めない企業はいずれ存続の理由を失うの喩えだ。逆に今後の組織の発展を願うなら 哲学を持って集団に臨むリーダーがいなければいけない。「仮」から「真」の存在になるには哲学は必須でそれを掲げる強いリーダーがいないと組織は長続きしない。

まあ 以上が 仮説をもとに一つの弁証法的展開の前節になるのかな?(笑)
それはそれとして 2013年も相変わらずに 宜しくお付き合い願いたいわけです。  (完) 
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by tabi-syashin | 2012-12-31 00:18 | colum | Trackback | Comments(0)

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CONTAX TVR neopan ss 100
冬には 橋桁が外されていることが多い。
この日は岩手県と秋田県の県境にある真昼岳をめざしたもの。
民謡で有名な沢内部落から 真昼本沢にかかる吊橋をまさにわたるところ。

バランスの善し悪しがはっきり出ている。これは誰だっけ?いまいちワカラン。
単純に面白いシーンなので 笑っていただきたい。川に落ちた野郎はいなかったので。。。
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三戸部くんです 君の車のキーがまさかあんな所から出てくるなんてねぇ
あの日 キーを探して時間が過ぎて その日の山行が時間切れ敗退になった。
まさか あんなところから・・・ねぇ。とても人様に言えたもんじゃないw
後生大事にしまっていたんだねぇwww
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地元の金沢に帰って 医者になってるらしい。東北大ワンゲルOB 中島健太郎! 
在学中はかなりの独裁者だったらしく あだ名はその名もチャウ(シェスク)だそうな。
ワンゲルにこの人ありとまでいわれ 秋山とか佐藤はビビっていたようだ  
なんだけど?山岳会に入会してから 女性会員に一目ぼれして連れ逃げ医者になったらしいw
とまでは聞こえていたが、、、音信不通の身となった。ビビってたっけなぁ チャウ。。。
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最後の画像は 中島にしごかれていた か細い秋山くん。バランスがいい。
彼は学生時代に一番町の仙台地図の店でアルバイトをしていた。
今や カシオの研究室で働いている。が、何を研究しているかは教えてくれない
「企業秘密」らしいw
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by tabi-syashin | 2012-04-17 17:33 | Iwaten | Trackback | Comments(0)

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冬の安達太良山。25年ほど昔の若い時分、くろがね小屋テント泊山行の写真が出てきた。写真は Fujifilmのベルビア。25年も経ているのにVividな色が出るものだ。僕の髪が黒々としている(笑)カメラマンは 郡山勤労者山岳会の嶋津、 Nikon使いだ。

今の安達太良山にはゴンドラで簡単に降り立つことができるけど、昔は安達太良スキー場から、ラッセルしながら登ったもの。この日は2日間の計画をたてたが両日とも快晴で何ら問題もなく帰還できた。
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冬の安達太良山は「ガスったら怖い山だ」というのが岳人たちのもともとの定説。山頂までのアプローチに平坦地(勢至平)を通過せざるを得ないからだ。

昔は、、、とくに山頂から勢至平に至るまでと 勢至平で安達太良スキー場を目指すまでと この2か所でコンパスを出して方角を読まなくちゃならならないわけで最悪はホワイトアウトを想定せねばならぬわけだから「厄介な山」となるのである。

私の1/25000図にはありとあらゆる地点から、たとえば、山頂から勢至平まで許せる誤差を最大3度(左右1.5度ずつ)と勘案しながら 何本もの方位線が引かれている。セルフレスキューの考え方からだが この角度が生死を分けるのだ。一旦、山に入ったら 何が起ころうとも 自分達のことは自分達で解決しなければならない。

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もともと地球は太陽を回る公転軸に対し、23.5 度(訂正)ほど傾いた自転軸=地軸をもっている。それは 日本に四季があることで証明もされている。傾いた地軸の示す鉛直を南北とするなら、北極は「真北」となるが 問題はここから・・・。それに対し磁石の指す「磁北」というものがあって 西に6度ほど東北地方では傾きがある=「西偏角」(例えば 1/25000地形図の「燧ケ岳」には 西偏角6.5度と記されている)。 つまり、磁針で地形図の方位を読む際、地形図の「縦」の線が南北を示すのではなく、その地形図の「縦」線に対し 磁石の指す磁北は西へ6.5度ずれているということを意味するのだ。

「地殻のマグマと地表部分との摩擦により磁界が発生するから」というのが理由のようだ。原理はこうだ、地球が回転する速度をご存じだろうか?地球の円周は40000km。これを24時間で一周するわけだから時速は1667km/h、磁力の反発で進むリニアモーターカーの最大速力800km/hの2倍の速度といえば分かるかな? ものすごい速度で地球は回っている。この回転する地球の表面と地球の核・マグマとの間に捻じれが生ずるのは 想像でお分かりいただけるかな。その摩擦が磁力を発生させる原理だということだ。

で、、、この「西編角」を無視すると一体どうなるだろうか? 地形図の縦方向を南北と定めた場合には・・・磁北との差で誤差が生じる。地図を読むということは この「西偏角」を考慮しなくちゃならない。逆にいえば地図が読めない人は (1/25000地形図上の4cmは1kmを指すので) 西編角6度も勘違いしたまま安達太良山のてっぺんから約2kmも下れば・・・ズレは500m以上と云うことになる。ガスの中ではその誤差を左右100m以下の範囲に収めねばならない。読みは慎重を極める。

昔から岳人は 面倒なことを頭に入れて活躍してきたわけだが・・・今はGPSがあっさり知らせてくれる。この落差を「文明度」というのであろうか? 基礎は大事なので以上のようなことを理解しながらGPSを使って貰いたいものだが 文明度は文化度を駆逐する(=便利になれば怠惰になる)ことも忘れないでいてほしい。もっとも 悪天候ではGPS性能もかなり低下する。車のNAVIでもよく起こる反応だが 曇り空に於いてはGPSの位置情報が混乱しやすいので覚悟は必要だ。。。はたして君はどうだろうか?(笑)
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まあ とにかく晴れてよかった。山頂は360度の世界が広がる。「八紘一宇」と昭和年代の大国主義思想を表す石碑が雪面から頭をもたげていた。

さて ここで問題(笑)
最後の写真 雪の状態を観て・・・、どちらが北で南か わかるだろうか?
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by tabi-syashin | 2012-04-17 07:22 | Mount Adatara | Trackback | Comments(5)

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つづく2枚の画像はとても懐かしいもので、木版画が押された通信書簡。

会津の㈱三菱伸銅山岳会、森澤さんから戴いた手紙だ。
そういえば彼も万年筆を使う。ちょっとした事務文書でも版画を刷って投函なさる。
古い版木を収集なさっているのか 毎回 版画が違う。

ちょっとした工夫だが 事務上の簡便なやり取りであっても相手の記憶の奥深くに宿る。
こんなところにも 山に親しむ彼らの人に対する敬意の表しかたが滲みでてくる。

敬語がもつ慇懃無礼さには辟易もする、形だけの敬語遣いは人となりを疑わせる。
相手を敬えば自ずと形になって現れるわけで、敬う姿勢とは常々本質的なものをいうからだ。
なので 時間を割いて書かれた書簡は 敬意をはらう意味でもそう簡単に捨てられない。

書類ファイルの中を調べていくうちに たくさんの思い出が出てきたわけだが
これらの思い出は自分史と重なるわけで 簡便易々とは処分できない。
なおのこと、手紙や写真には敬愛する諸氏との生な交友記録が宿るわけだが、
畏敬の念を持つ仲となるには 何らかのインキュベーションが作用するものだ。
「山と云う場が互いのモチベーションをインキュベートする」ということを結論的に考える。

山岳関連には興味を抱かせる諸先輩がたくさんおられる。
山脈を辿れば人脈に通ず この言葉の真の意味がようやくこの歳で解ってきた。
20年ちかく遠回りしたのだから そろそろ元の棲み家に戻るべきかなぁと想ったりもする。

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さてさて・・・これらの書類や写真の処遇だが
時間がかかっても 便利な画像ファイルとして遺しておこうと思う。

最後の片づけは 一番 気の重い「物置」かな?
カー用品と出番のない備品たち・・・
どうみてもタンスの肥しにさえならぬものばかり。

あ~ぁ 気が重い 気が重い・・・。
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by tabi-syashin | 2012-04-16 14:14 | Mount | Trackback | Comments(0)

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昨年10月19日付ブログの続編である。

まいった。。。先月来の部屋の片づけが未だまだ終わらないでいる。
前回、洋服箪笥と押入れがほぼ片付き、衣類だけで8袋分のゴミがでた。
今回は机周り、本棚の整理になる。

教養の培養シャーレのようなもので 時間とともに増殖したものばかりだった。
その中で山岳関連と車関連の雑誌を捨てた。
山岳会会報、1/25000地図数百枚と 大量の写真・フィルムが残った。

で、やっとこさ 山のように溜まった写真フィルムに着手したのだが、
まずは 廃棄作業からスタート 今月中には整理作業に着手できる かも?
夕刻 仕事も進んで 気になった写真をEPSONスキャナーで読ませることになった。
想い出は画像データに変換してファイルし 写真そのものは捨てた。
中でも珍しいシーンだけを選んで ブログに5回シリーズぐらいで遺してみたい。

シリーズ最初の画像・・・ スケッチ風な似顔絵は 深野稔生氏が書いたもの。 
山岳会運営員会関係書類の山から出てきたのだが 気になってスキャンしたものだ。
どんな経緯で 私の手に入ったのかは記憶にないのだが、
居酒屋かなんかの酒席で・・・ササっと宴席のメンバーを描いたものと思われる。

万年筆の青いインクが良い。彼の万年筆は大橋堂製だったかな?
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by tabi-syashin | 2012-04-15 22:03 | Mount | Trackback | Comments(0)

身辺整理!

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ジネッタG4  歳のせいで 乗りこめなくなった(笑)処分した



韓流ドラマ「19歳の純情」・・・ 

彼は、初恋の思い出のネックレスを未練がましくまだ持っていた。
捨てようとはするのだが、なかなか捨てられないでいた。
彼女は、そんな彼に向かって言い放った。
 「心に棲む思いを捨てないかぎり、ネックレスを捨てても意味ないわ」・・・と。

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10年ぶりに再開した カメラ趣味。小さい道具だから場所塞ぎにならないので良いとして、、、
趣味がこれ以上増えたら、趣味の道具で家が満載になる。
もちろん 趣味のない人生なんて・・・などと言うつもりはないのだが。

満載だ!の筆頭が山道具たち。愛着があってなかなか捨てられないでいた。
ザックに靴に帽子、テント、フライシート、ピッケル、アイゼン、バーナーだのランプだの・・・
かれこれ40年もの累積。
これがスキーとなればインストラクターあがり故に靴も板もウェアも毎年何かが新品。
かれこれ20年の累積。
それに沢登りや岩登りのザイル、カラビナ、ギアと呼ばれるモノがたくさん並ぶ。
冬山はもっと高価なダウンものになるが、命に代えられんとあって大枚を注ぎ込んできた。

最近、歳を感じて閉じた趣味がある。遊びの決着でもあるが・・・
スキーは45歳で止めたし、ロッククライミングも50歳で止めた。
パーティを組む仲間に迷惑がかかるので、体力の落ちる50歳以降はパーティには参加せず 
気楽な単独行か日帰り登山にした。

そんな折 昔使った山の道具を80リットルのザックに詰め 
登攀ギアはデイパックに詰めて 旧知の登山用品店にもっていき処分をお願いした。
後ろ姿を見れば未練が残るというから 実行した。
山岳書籍は山岳会の会報と写真集とあればいいかな・・・他は処分しよう。

山道具はまだ使えるから、入門用・練習用に極めて安価で「蚤の市」をしてもらった。
命が蘇る アルミが鈍く光り出す 鉄のハーケンに音が籠る・・・
そのハズだったが・・・それと引き換えに体は痩せ細ってしまうのか? 
魂はいずこに消えるのか? という感じ。

衣類はまだまだ着れるものばかりだが、
いかんせんサイズが合わない。腰回りも首回りも太くなった。
でもまあ いずれ痩せるだろうから・・・今は捨てない。
引換えに残ったものは「若さを失う」という現実的な削ぎ剥ぎと寂しさだけだった(笑)
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シムカ・ラリー3 アバルト じつに運転していて面白い車だった
パワーは1300cc並みだが、ウェット路面のコーナーでポルシェをインから追い抜くシムカ
 
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物置には 車の道具やガラクタも残っている
ワックス類もあるし、処分しなくちゃあ。
手に入れた車は全てに手を入れ、サーキットを走れる状態にしてきた。
20年、ずいぶん走ってきた感がある。明けても暮れてもタイム短縮こそが命だった。

つまり それだけモノが溜まってくる。いま必要なのは「身辺整理」。
過去を持ち出したらどれも捨てられないに決まっている。
山道具はハイキングさえできればそれでいい けして凝らない。
車は 簡素で、小さくて、単純なヤツが最もいい。
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はたして冒頭のドラマのテーマだが、
まあ分かりきってることだが・・・韓流ドラマにありがちな?
ネチネチと心情に責め寄るいつものパターンのような煩悶。
山が絶ち切れたら 同様に車も絶てるか?(笑)という問題に至るはず。

つまり 次回、片付けるべき対象になってくるのは・・・あきらかに車となる。
サラリーマン定年組に3台の車を維持するのは結構しんどい。
来年の春のイベントのために寝かせたままのフィアットを起こす。
その他にもう1台が眠っている。限界近し、何かを処分しなきゃ。
車は小さければ小さいほど好ましいし、軽ければ軽いほど楽しい。
キビキビと反応する英国ミニと 世話をやく楽しみとしての旧い伊国フィアットと 
他に国産の足車があればいい。

手を延ばせば屋根が洗え、ワックス掛けも簡単な「スモール」カーがいい。
だいいちサンデー毎日の身に高額納税は似合わない という声が聞こえてきそうだ。
できれば・・・、「あがり」の車にナローを用意したいのだが 
それは夢か?その夢をみつつ余命を延ばそうか?(笑)
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by tabi-syashin | 2011-10-19 16:53 | colum | Trackback | Comments(0)