なんとなく 気持ちを山に置いてきたような・・・


d0237340_13023903.jpg




「なんとなく 気持ちを山に置いてきたような・・・」


今の季節、、、秋が深まるこの季節になると・・・


新入会員は、落葉に埋もれ 茶枯れ色に染まった沢を眺めて
こんな言葉を残し センチになったものだ

秋の終わりかけに、心は夏に置いてきたまま 
季節がどんどん移って 自分だけが取り残されてゆく・・・

「沢」を覚えたばかりの新入会員は
季節に取り残された我が身を 哀愁めいたそんな言葉で表した


夏の終焉から秋に移り、、、愉しかった沢の季節が終わる
遊びつくした自然への畏敬と感謝
いやがおうでもやってくる冬への緊張感 
覚悟もできぬまま シフトするのか・・・

できるのか?自分、、、「冬山」

・・・そんな気持ちがグチャグチャにからまって
「なんとなく 気持ちを山に置いてきたような・・・」

長年、沢をやっていると・・・
解りすぎるぐらいな そんなセンチな想いが詰まった言葉だ

そろそろ 沢から雪山への「シフトチェンジ」が頭を過ぎるものだが
「思った以上に難しい」と そう思ってる

新入会員のそんな気持ち・・・
おそらく 今も昔も 変わりはないだろう





d0237340_13054732.jpg












[PR]
トラックバックURL : http://tabilogue.exblog.jp/tb/22477467
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by torasan-819 at 2015-11-10 01:25
いや~その気持ち毎年味わっています(笑)
やり残したというか、やり尽くせなかったというか、もっと出来るはずだったというか…
1年中沢登りできる気候であれば、きっとそんな山に置いてきたような気持ちにはならないのでしょう。
11月も中旬というのに気持ちはまだ沢に残ってます。頭ではそろそろスキーに切り替えしなければと分かってはいるのですけどね。
Commented by tabi-syashin at 2015-11-10 09:55
トラさん 想いは同じですね。。。

海外遠征遭難事故後は私の山岳会活動を退潮させ、おまけに2000年ミッレミリア対応で年末・元旦正月もなく山行からも遠ざかって仕事漬けという毎日でした。春先、転勤を理由に新人が5人(若者4人 中高年1人)も増えていて、高年ゆえか?彼らの教育を依頼されました。

教育Prg.がないのではステップアップが確認できないので、沢入門は二口渓谷、夏は丁山地合宿、秋には虎毛山集中合宿という年間計画を組んで その間 個人山行で新人教育しながら過ごしました。

丁山地の各沢も、虎毛山集中山行でも彼らは卒なくこなし、2年前入会済の若手と合わせると6人もの若手リーダーの輩出が当時できたんです。で その年の冬合宿・朝日連峰に彼らは初めて朝日の厳しい豪雪ラッセルに挑んだわけでした。

2000年の沢シーズン終了時、冬山への切り替えに彼ら自身も「振り返り」があって この溜息のような思いが「季報」という小文集に寄せられたのでした。
Commented by tabi-syashin at 2015-11-11 11:14
いまから15年も前の話を思い出してしまうんですから・・・沢登りって強烈なインパクトを精神的に与えるんだなぁ と思っています。 それにしても当時 Microsoft社のWindows版が普及してデジタル化の波が山岳会の小文集にも変化をもたらせ、デジタルCD化された「会報」が出ました。だけどたった一度だけで 有無もなく再びアナログ活字版に戻されました。

会員は知ってたんですね・・・文集を発行する側に沢山のエネルギーがあれば 媒体が変わろうとも、山行は蓄積され会報も発行できるんだ・・・ってね。その蓄積の中に この新人さんたちの「メランコリー」が埋もれていたんです。あれから15年もたって、今更ながらもう一度光をあててあげよう と思った次第です。同調者は必ずいるもんですね。一生懸命、沢に遊んだわけですから通ずるんですね。
by tabi-syashin | 2015-11-09 08:57 | Mount | Trackback | Comments(3)