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月山「玄海古道」をゆく 4

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秋の彼岸になって ますます日の暮れるのが早くなってきた。
この好天の秋、ツェルトを持たずに「お泊まり山行」に出かけちゃう人がいるなんて・・・
驚いちゃうなぁ。甘いんだなぁ見通しが・・・。

好天のシルバーウィークで混雑する山小屋。
もうこれ以上、ツメツメしても泊まれないという状況。
夕方になってやっと辿り着いた小屋が定員オーバーで宿泊できないという事態になってる。

もちろん朝日連峰、飯豊連峰に限ったことだが、
小屋の管理人さんも止むを得ず次の小屋まで歩みを進めるよう指示せざるをえない。
さらに年老いた登山者の困り果てた姿を目の当たりにして、
テントを張ってる登山者を尋ね、相部屋ならぬ「同宿のお願い」をして回ったとか・・・そんな状況が発生した。

もはや東北の山も全国並みの人込みとなった。
「ツェルト携行は秋山登山の常識」なんだけど、登山ブームな世の中だから多種多様、いろんな人が出てくる。
でも無事故でよかった。もう10℃を切る夜、何事もなくラッキーだった ♪ 
ご注意あれ!東北の山小屋は基本的に「避難小屋」ですぞ、

基本的に「セルフレスキュー」の考え方で臨みましょう。
セルフレスキューの考え方でいくと・・・非常用ツェルトは常に基本装備なのだ。

たった数百gの「命を守るツェルト」を捨て、缶ビールと焼肉に負けちゃう?
脆弱な精神の持ち主なのか?困ったもんです。

セルフレスキューの考え方を自覚しない人は「危険予知能力ゼロ」とみなされ、
一昔前ならば「山に登る資格なし」と一蹴されてチョンだった。

まあ冗談はともかく、悪天候であれば大変なことになります。
秋の穫り入れの時期にかりだされる消防団員や、手弁当で救助に赴く山岳会員の身にもなって行動してね!

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姥ヶ岳山頂付近から 牛首とリフト乗場連絡路を見下ろす。

牛首からリフト上駅まで、一面 黄色を基調とした草紅葉だった。
何と表現すればいいのかわからない 尾瀬ではない、鳥海のようだ
裾野は黄色い絨毯で覆われ その上は赤と緑とが山頂まで伸びていた


黄色は・・・草紅葉(イワイチョウ etc.)とカエデ
赤色は・・・ミネザクラとカエデと??     
緑色は・・・クマ笹とハイマツとキャラと?


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姥ヶ岳山頂
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Commented by torasan-819 at 2015-09-25 02:45
東北でもこのシルバーウィークには、定員オーバーになった小屋があった結構あったと聞きました。
ネット社会ということもあり、人気の山にさらに人が集中する傾向のように思えます。
飯豊の話しですが、次のような問い合わせが最近はあるようです。
「今週末泊めてください」
「テントです。食事は小屋で出してください」
「寝具が無いのですか!門内小屋と頼母木小屋では毛布があると市役所は言ってましたよ!」
営業小屋と勘違いしているのかなんなのか。飯豊でも切合小屋だけは食事も出しますが、他は全部避難小屋というのを知らないで(調べもしないで)計画しているのでしょうか。
そんな方々はツェルトの携行など考えもしないのでしょうね。
Commented by tabi-syashin at 2015-09-25 05:57
なるほど名山指向の弊害か・・・。避難小屋を営業小屋と勘違い? 僕は冬山専用の避難小屋と割り切ってるんだけど、快適性ならどうみても30人が限度ですね。

大朝日の場合でも150人となると 本来のキャパの2倍。あふれたパーティで なおテント持参の場合は張らせてもらえるんですが、管理人の阿部さんの判断ですね。寝具と食事ですか・・・?会津駒の小屋は寝具が旅館並み、他の避難小屋は非常用の汚れた毛布が数枚程度。食事つきなら切合小屋と鳥海山の滝の小屋あたりかな?他は食事なし! 

ご注意くださいネ 東北の山小屋は基本的に避難小屋です! 基本的に山はセルフレスキューですよ~!

とにかくセルフレスキューの考え方でいくと・・・ツェルトは夏山でも最低装備なんですがねぇ・・・たった数百gですが。。。命を守るツェルトでさえ 缶ビールと焼肉に負けちゃうのかな?(笑)困ったもんです。セルフレスキューの考え方を 登る前に自覚しない人は、大人の対応とはいえませんね。
Commented by tabi-syashin at 2015-09-26 09:48
失礼! 月山の小屋は食事が出る営業小屋ですね。
行者小屋なので精進料理やお茶の接待小屋としての流れです。 
一般的な山小屋と違いますが 朝夕のご飯がでます。
Commented by slow-trek at 2015-09-26 20:51
素晴らしい画像ばかりですね
私が訪れた山とは全く別の山のような気がします
こんな錦絵の中を歩けるなんて羨ましいです。
SW中の東北の山、避難小屋はどこもぎゅう詰めで
トイレにすら行けなくて地獄のようだったと聞きました
私は広いテン場で星空に包まれて幸せな時間でした。
Commented by tabi-syashin at 2015-09-26 22:24
お恥ずかしい(^~^;; slow-trekさんの構図の素晴らしさには感心しきりですよ。
四季のどれもが素晴らしい。花咲く月山も、草原のような月山も、真白き月の山も。。。

秋の連休はどこへも出まいと思ってたのに、誘いに乗っかり玄海古道を歩いてきました。朝日も飯豊も激込みのようでしたから、日帰りでしたけど月山選択は正解でした。飯豊の御西小屋では満員札止、寝袋一つで野宿したとのこと。東北の田舎なれど連休は侮れなくなりました。ひとまず 雨が降らずに良かったなと思ってます。

広いテン場で星空に包まれて、ウィスキーをやりながら・・・って、想像しただけで最高じゃないですか、羨ましい。好天狙いで・・・、僕も飯豊連峰北部に行ってみようかな~っと。
by tabi-syashin | 2015-09-22 10:39 | Mount Gassan | Comments(5)