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アッパレ! 葉山のドウダンツツジ

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この世の中に 胡散臭いものは数多くあるが、特に ネーミングで実体よりも大きく見せようとするのは昔から俗人たちの悪しき習わし。。。 それに倣ったばっかりに 現物を観てその差にがっかりするのが世の常でもある。見世物小屋で人心を巧みに操り、いかがわしい呼び物となれば・・・ 相場は大概 決まってくる。

今日の葉山のドウダンツツジは 何とも表現の仕方を持たない、 いや 持たせない素晴らしさで、HITOIKIさんのBlogに紹介されたソレは見事だった。背丈が8mほど 枝周りの直径も10mほどはあろうか? 築山に岩を据え 借景は出羽の山々、 和の心を持った日本庭園そのものといったところ。若干 花つきが悪かったかな。時期に達していないのかも?

岩のゴロゴロとした尾根上に すぐさま其れと解る目立った存在。風の強い稜線だから 雪よりも敵は風だったのかもしれない。よく生きながらえてきたな。ここ村山葉山は その昔、役行者たちが山伏となって修行に励んだところ、その時代からこのドウダンツツジは生き抜いているのかと思うと 目の前にして感慨深いものがある。あんたも ヤルね!と称えてはばからない。

今日は時間がたっぷりあるので、いつもの肉うどんの代わりに 野菜揚げ蒲鉾と長ネギでダシをとって熱々うどん。 ビールとともに 戴いた。ドウダンツツジの花見である。無礼のないようにジックリ鑑賞した。天晴れ! だった。この周囲だけでもドウダンは10本はあったぞ?

今後、次世代に伝えるには?保存の問題があろうというもの・・・ 広範囲に人を呼べば 寒河江、村山の観光資源にもなるのだが 枯れさせたのでは元も子もない。それにしても、、、「100万$のドウダンツツジ」? これがネーミングでは??? 登山客さえ二の足を踏むか?。。。(笑)

余談だが・・・? 先ほどすれ違った 地竹採りの男性に伺えば、、、 村山からの「社務道」と呼ばれる登山道には「1000万$」というほどのモノもあるらしい、、、ただそれは 枝振りが枯れて貧相で 幹の太さだけが目立つ代物だそうだ。(*社務道・・・これが樽石口なのか 山之内口なのか 肘折口なのか 私には分からなかったが、後日 ネットで樽石コースだということが判明)

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二年越しでしたが、良いものを見させていただきました。HITOIKIさん ありがとう。。。帰り道に慈恩寺蕎麦によったけど定休日だった。温泉は宣言通りに東根まで戻って…、高橋旅館のアッツイ湯に浸って 今日一日あったできごとや出会いを反芻した。

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Commented by HITOIKI at 2015-06-10 22:02 x
ありがとう、の言葉、嬉しいです。まだ、お会いしたこともありませんが、自分のブログがきっかけで、楽しまれたようで感無量です。私の回りには手つかずの自然が残っているようで、それを心ある人にだけと、共に楽しみたいものです。ブドウ沢からのツツジも見事ですね。そんな木の下で、時代を越えて、時間を忘れて、佇めば、思い残すこともない。山は人生を彩ってくれます。
Commented by tabi-syashin at 2015-06-10 22:17
HITOIKIさん。 お会いしていなくとも人間像ならブログを拝見していて解ります。見栄を張らない、 自己主張が強くない、 俺が俺が…と出しゃばらない、山は相当に歩いているけど見せびらかさない、娘さんと山に行っている、泊り山行がないことを いつかはきっと と決意している、おそらく山行メニューは深みがある、味のある山行記録、けしてカメラ視線で or 二次元の上ではしゃいだりしない・・・まあまあまあ 数え上げたらきりがないほどお人柄が出ています。ならば、ドウダンツツジだって間違いない! というわけです。重ねて御礼申し上げます。
by tabi-syashin | 2015-06-10 19:00 | Yaagata | Comments(2)