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懲りずに 北面白山

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今日の快晴を背景にして 如何に白い山を撮るか。。。難しかった。
画面が暗くならないように 雪にカメラを向けた時には感度の微調整が要るのだが 何度やっても 片手落ちになっちゃう。コントラストを強めるか 白飛びを放任するか・・・? これができてもあれができてない あれができてもこれを忘れちゃってる・・・この連続でラーメンを啜りながら1時間も粘って やっと7枚ほどが完成形。

カメラデータ
熊ヶ根0640-面白山高原0709下車は1名=朝食=堰堤取付き0815-670mピーク0920-740mピーク1045-長左エ門道1110(休憩 着替え ワカン装着)1130-972mピーク1200=ランチ=1000m付近撤退1315-740m1410-670m-面白山高原駅1455‐登り電車1522乗車は5名‐熊ヶ根1545

水750cc 塩ライチ500cc テルモス500cc 
行動食 リンゴのスライスをさらに小まめにカットしたものを頬張りながら登る
ランチ シーフードヌードル 菓子パン オレンジ コーヒー お茶
休憩 アップルパイ風パン チョコレート (消化のよい 軽いもの)

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北面白と中面白

カモシカ尾根の760m地点(↓) までは山頂は捉えていたのに 972m地点(↑) では 北面白山頂が手前の勾配に隠れてしまう。我慢して 中面白に意識を変えた。結果は白飛びだった(泣)
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面白山スキー場の上に突き出た 小東岳
枝が被るので基本的にマニュアルピントなんだけれど、ファインダー無しのカメラなので小枝の被りに気付かなかった。ものすごく反省事項だった。

大東を撮るには10時までに最低でも760mまで登らなきゃならん。今日の雪じゃ きつい。遅くなって日が上ると 水蒸気に阻まれて 白い山が白い空に、逆光で写るようになるので・・・。 ということは?プロの写真家は面白高原の宿に泊まって5時には登り始めるんだろうなぁぁぁ。
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大東と南面白山 
山は旧いザラメ雪に新たに40cmほど新雪が乗っかった状態。ワカンで踏み出してもズルッと弱層面で後退するような悪雪。特に厳しかったのは長左衛門道の手前30mの広い急斜面での出だし部分、アイゼンの方がよかったと思ったほど。
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新雪の薄い部分に進もうとするとザラメ雪の凍結でワカンの歯が立たない。 今朝の最低気温は置賜地方は氷点下6度 村山地方で同4度の予想だった。雪の深い部分に踏み込むと急斜面での面ズレが起き、雪面にヒビが入る。表層がズレ落ちる逼迫感に襲われ、最初の30mほどはピッケルを刺して遮二無二上がる。なるべく林の多い締まった北斜面をルートに選びクリアした。
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あとは斜度を落としながら972mまでゆっくりだ。夏道の長左エ門道が横切っている上部30mほどのところ 忘れないでおこう。今日に限って バスケット付きのピッケルじゃなく 普通のバイル。急斜面には対応しやすい短かめのシャフトだが 刺すとブレード部が雪面に潜る。新雪の下はザラメだということがシャフトから伝わってくる。

まあ それでも狙った撮影地点まで登れたので 体力的には少し大丈夫かな? 次回は 望遠と広角も用意しなくちゃならないね。つか 次回は1100m地点で 雪の大東と南面白とを撮りたい。来年ね。


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スパイク長靴登山について

篤志家たちが愛する「とっておきの藪山」をネット公開するというのは 功罪両面が含まれると思う。密かに藪山や里山を登る愛好家はなるべく自然のままで、そっとしておきたいと思うのが普通と思う。

最近 山もブームに乗っかり、多様化してきた。里山・藪山に入ってビニールテープのベタ張りをする人、化繊赤布を意味なく下げる人も多く出ているようだ。その点 里山は見苦しくなった。さらにスパイク長靴(スパ長)での山歩きにも問題があって どちらも「自然に異物を持ち込む」という点で問題があると言える。

でも もともと ネット公開そのものこそが 里山・藪山に大きなインパクトを与えているのだ と思う。

酷い記事になると 自分のブログで藪山を公開をしておきながら、「テープのべた張りは山を汚す」「山では自分の足跡以外は残すな!」と息巻く。自分がネット公開で多くの不特定多数の人を藪山に招いておきながら・・・他人には「足跡以外は残すな!」という。ヘンじゃないか?(笑)

年柄年中 スパ長ハイクをやってる自分たちを棚に上げて このコメントは欺瞞としか言いようがない。集団でスパ長ハイクならば ソフトインパクトさえもヤバスギだ。自分たちは善で、他人は悪? 矛盾してるとは思わないのだろうか? 

そもそも 藪山の記録をネットで公開すること自体が 篤志家達にとって罪深いものと考えるが、さらにスパイクで植根を荒らすという どちらも非社会的行為なのだということに気付くべきと思う。ビニールべた張りもスパ長ハイクも、さらに藪山のネット公開をも 辞めるべき時がきた!と山愛好者として主張します。

時代が変わって もし我が子から 「スパイク長靴っ 昔 お父さん 履いてたの?」って聞かれたらどう受け答えしますか?・・・山岳愛好家としても、親父としても 恥だよ(笑) キノコや山菜採りで必要なら 四本爪の軽アイゼンで充分まかなえるはず! 決心しましょう「スパイク長靴は禁止」って。。。


とある若手のブログ、スパ長愛好家諸君は 参考にしてください。。。

「スパイクのピンがシーズン後には何本か抜けてるって言ってたな。
それって 山に置いてきてるんだよなぁ って、今まで買えないでいた次第 (;^ω^)」
by tabi-syashin | 2015-03-15 20:27 | Mount Futakuchi | Comments(0)