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第二、第三の・・・

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多賀城国府跡の大きな山茶花の木 SIGMA DP3 Merrill



日本の国にとって テロの経験は・・・いつからだったろう?

よど号ハイジャック、浅間山荘事件、連続企業爆破事件、、、極左による事件。毎日新聞社襲撃事件、、、極右による言論機関への襲撃事件。最近では オウム真理教サリン事件、テロとは違うが 周期的に起きる猟奇的事件。

それらはほぼ 一時的な騒ぎがあって犠牲者が出たが、またそれらは因果関係があって事件として終結している。残るは 国内の猟奇的事件と 北朝鮮による誘拐事件と イスラム諸国で起きた今回のテロ事件だ。後藤さんは「弱い者の味方であろうとしていた。誰かが伝えなければ、という使命感からシリアに行った」と池上彰さんは語っている。

アラブ諸国の宗派闘争やアメリカによるイラク攻撃、それらが招く荒廃や難民たち その子供たちを救おうという活動家たち。国内でネトウヨとかナントカと言ってる間に ジャーナリストたちが ボランティアたちが 医療チームの方たちが 世界の戦争地帯に飛びこんで「窮状を訴え」「命を救う」仕事をしている。

先日から透かしだされた事実だ。70年代、日本の若者にはなかった世界観、社会的思想が世界を舞台にウネリとして渦巻き動いてる。それが 「進んだ一定層」を世界に飛びこませているんだろう。後藤さんは犠牲になったけれど第二、第三の「ケンジ」は今も世界のどこかで活躍している。


それにしても 案の定というか・・・ 

自衛隊での救出に意欲だとか 海外派兵の法整備だとか やおらテロを口実にかまびすしくなってきたな。 問題はソコなんだと思う。昨年の秋から身代金が要求されていたけど、情報を秘匿したまま年末選挙に突入させたわけで、結果 これで地域限定のない集団的自衛権が立てやすくなったと いよいよ憲法改正だと 安倍政権は色めき立ってるが 実はソコが問題なのだ。

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とここまで書いてきたが・・・ どうも腑に落ちない部分があって とあるブログ*で指摘されている。

つまり 何故に後藤さんは2回目にアラブに渡ったのか?この疑問に対する答えがようやく分かって来たのである。





























Commented by HITOIKI at 2015-02-06 21:15 x
悲劇に至った行動のそのこころざしはなんであったのだろうか。それはその人に直接会わなければわからない。いや、それでもわからないかもしれません。そのためにかってに概念化が起きてしまう。エリック・ホッファーの「大衆運動」を読んでみると、まさしく今の日本はそんなパッションが渦巻きそうになっていますね。ホッファーは「思いやり」「自分を重要視しない」と述べています。先日、そんなホッファーのコンパッションが慈悲と訳されていることを私が主催している読書会で話題になりました。今必要なのは概念ではなく現実を知ることと慈悲のように思えます。
Commented by tabi-syashin at 2015-02-06 22:47
へえ?読書会ですか?おもしろそうだなあ。そういう趣味もありましょうね。

ぼくは時事問題が大好きなんですよ、動機の問題とか 影響因子とか 背後関係とか
だから いま流行りのプロフィール解析なんかは特に興味があります。
Commented by tabi-syashin at 2015-02-06 23:10
志ではなく 企みですよね。彼らはその企みの中で 捨て駒で打たれた一手だったのでしょう。では誰が打った一手なのか?個々が問題ですね。おそらくISISの実力を探るためだとすれば 死に駒ですから 生きる希望も失ったといわれる湯川はるかでよかったのでしょう。現地に詳しい人となれば外務省関連で後藤さんの夫に白羽の矢が立ったってことでしょう。権力にとっては誰でもよかったわけですから。裏で糸を曳いて ヤクザを使ってでも黙らせる日本の公安がやりそうなことです。
by tabi-syashin | 2015-02-01 20:32 | colum | Comments(3)