山岳会会員であること

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リンク先の山岳関係ブログで、一般登山者から「マメデッポウ」を喰らったようなのでw 他愛ないこととは思いながらも 同質の山岳会OBとして先の拙ブログ*の内容に一遍書き加えておきたい。 山岳会のあり方、冒険性、探求心などの言葉を使いながら「会事業とは・・・」から「山岳会とは・・・」についてまで 自分の考えを補足しておきたい。もっとも 今頃は・・・カキコミした人も 後悔してるかも。。 ココは静観がベストね。

◆「組織の壁」、一見 邪魔くさい壁ではあるが・・・

じつは この壁が組織を護ってくれているということにお気づきだろうか? ココが山岳会、組織の人間にとって特に重要な問題なのである。楽しいネットは組織を護ってくれるのか?と言い換えてもよいほどの問題でもある。

山岳会はある意味「趣味の蛸壺」。覗けば・・・伝統ある会組織であればあるほど基礎をきちんと学びかつ遭対もキッチリやっているのが窺える。彼らは組織原則を護るという不文律な壁を等しく心に持っている。組織原則を護ることは自らを護ることと同じだ。会員が少ないと嘆く弱小山岳会であれば、組織原則の壁をガッチリ組んで会活動を絶やさず個人山行を増やし 未組織者を堂々と「勧誘する」ことが肝要だ。

以上の問題点を 山岳会の皆さんは 少しコンサバに考えてみてはいかがだろうか? 

既に分かっていることは、、、ザイルを結べば結ぶほど パーティを組めば組むほど「党派性」への理解は深まること。反対に未組織者にはそれが何故なのか?理解されることは恐らくないだろうということ。突き詰めればそこが山岳会組織と一般登山者との境界線だということ。

「冒険」と「危険」とは隣り合わせだが、夜を徹して歩くことも、自分の限界に挑むことも、冬山も、谷も滝も・・・、「冒険心」を抜きにして語れはしない。それがあるから 僕らは山岳会の門戸を「意を決して叩いた」のだった。山行の経験を積めば積むほど、安全対応へ技術も上がる。もちろん遭難などしたくない!から 春と秋と遭対訓練もするし登攀技術も雪山技術も高め合う。会の事業活動・事業目的にもそのことは謳われているはず。

一般登山者にそれらを理解して!とは言わないまでも、何のために?命のやり取りまでしてリスクを冒し山に入るのか?って問われれば、、、それは貴殿よりも「比較的に冒険心があるから」、 貴殿よりも「比較的に探求心が強いから」、 そして「より高度な自己実現のため」、 まとめて我らは「山岳会という組織の一員だから」としか言いようがない(笑)

「個人では不可能なことも、仲間がいれば可能になる」 組織の力で自己実現を得る。会社であってもどの組織であっても集団のパワーで困難を乗り切り目的を果たすものだ。山岳会とて同じである。

同じ釜の飯を食って寝食を共にし深山幽谷に入らない限り、日帰り・夏道山行の一般登山者にはとうてい理解されないだろう。未知の面白味があるから沢登りに興じるわけだし、難しい滝がクリアできたらそれだけでも楽しいものだ。夏道しか歩かない者に藪漕ぎの楽しさがどうして解りえるだろうか。

山岳会という「目的を持った集団」とそうじゃない一般登山者とでは埋まらない溝、彼我の違いは厳然としてある。もしかすると 理解されることは永遠に無いかもしれない。

ただ、少なくとも僕らが一般登山者に言えることは「毎月の会費は伊達に支払ってるわけじゃないんだよ」「組織の大義(事業)、その目的のために僅かな会費を支払って結束し活動しているんだよ」ということぐらいか(笑) 毎月例会に出て会費を払うというのは山岳会員としての義務であり、組織集中・自覚の証である。目的を持たない未組織登山者とは イロハのイからして違うのである。
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Commented by torasan-819 at 2014-08-23 10:24
冒頭部分どこかで見たような話しですね(笑)
先般の「山岳会の…」は読ませて頂いておりましたが、今回の記事と合わせてあらためて精読させて頂きました。
自分は沢登りをしたくて山岳会に入ったのですが、それは「比較的に冒険心があるから」こそ高い敷居(と思えた)を跨いだのです。
あえてリスクの高い沢登りをする人間(山岳会)なんて、一般の方から見たら「欺瞞が最も腹立たしい」なんて言われてしまうこともあるわけです。
おっしゃるとおり理解されることは困難でしょうが、人間行動の多様性については「理解」してもらいたいと思うのですが…
私は山岳会に入る以前からブログで山行記事を掲載していましたが、ネットと山岳会に関しては正直あまり深く考えたことはありません。
そんな私ですが、もちっと考えてみようかと思いました。
「やまびと」は遡行記録を読みたくて、県立図書館のものを取り寄せて10冊ほど読んだことがあります。
Commented by tabi-syashin at 2014-08-23 19:57
沢登は欺瞞ですか?w 。書けば書くほど 深く食いつかれてしまうんですね。たぶん羨ましいんですよ、青春をかけた1ぺージを50過ぎてもやってらっしゃることに組織者への憧れもあってか未組織者は羨望の思いは有る、とみております。かつて僕等もそうだったように 強い思いがあるからドアを叩くわけです。 でも叩けない人も居るわけで、その辺の方々を集約なさっているのが トラさんのページだとも思っています。だから、、、今後は仲のいい友達の「関係性」が欲しくなるんじゃないでしょうか?彼。。。

山岳会との接触の仕方は多様であっていいのですよ。 トラさんのような入り方があるから 逆に 色んな方がネット上でコメントなさるわけですから 返って僕みたいな堅物にとって「貴方が 羨ましい」です(笑)
Commented by tabi-syashin at 2014-08-23 20:02
続きです。。。www

僕は山岳会はYMCAで2つ目の山岳会すので、結構 冷静にYMCA山岳会を見てます。一旦入り込むと熱くなりやすいタイプなのですが そういう「のめり込むことへの第三者的眼力」はいちおう持ち合わせています。

自分は「ネットのない時代」でしたから 逆パターンなもんで トラさんとの能力差に嘆いておりますw。 でも もっと真摯に言えば YMCAって 結構 保守的で憧れていたのは確か。なんせ 福島でも名が通ってましたから。。。僕は 前歴を非公開にしておりました。いえば それでイメージができちゃうので・・・。

遡行図は いつも それを見ても「参考程度」にしています。問題は 見た自分がイケルと思ったかどうかです。しかも 仲間の誰と行くかイメージできるかどうかです。最近 面白かったのは丁山地。その遡行図は 当会オリジナルなので、是非とも仲間を誘ってチャレンジしてみてください。 冒険心を失えば 何事も お終いです、それだけが 生きる楽しみです。
by tabi-syashin | 2014-08-19 22:36 | colum | Trackback | Comments(3)