2013年 05月 17日
秣岳・・・残雪 まいった
今年の栗駒は・・・雪が多いですね。一関からようやくついた駐車場は朝からガスっていて 登り口さえ分からん状態、、、おまけに 須川湖駐車場に停めようと計画したのに須川湖まででさえ通行止め。しかたなく須川温泉駐車場の定位置に駐車し 秣入口まで歩き・・・。
山開きを明後日に待つだけというのに 圧倒的な残雪で 計画自体萎えちゃいました。いつもなら 仁郷沢あたりはショウジョウバカマが咲いていて 芽生えずともコタヌキランが見受けられたというのに・・・、イワカガミ湿原は雪に埋まり 須川湖でさえ未だ真っ白でした。宮城側から秋田側に抜ける栗駒連絡道路の切通し斜面には たっぷりの雪が残り落ちきっていない。
自分の感覚が狂ってしまったのか? ・・・
じつは これにはワケがあって、、、栗駒地震が起きた日(2008年6月14日) 栗駒山の予定を変更し南蔵王のハクサンコザクラを観に登っていました。もし 計画が変更なくそのままだったとしたら 花山御番所から湯浜峠あたりを走っていたはず。ちょうどその頃(午前8時43分)、天地がひっくりかえる山崩れ 大地震が栗駒一帯で発生したのでした。
あの日あの時 もし?栗駒に行っていたなら100%遭遇したであろうことを思うと・・・今日まで5年間も栗駒に登れない、トラウマにハマったままだったのでした。その日は南蔵王登山の途中で揺れを感じましたが ニュースを知った東京の娘からメールが入り、宮城内陸地震の異常さを知ったのでした、カーラジオを聞いてその規模に驚いたことを覚えています。
今日はまさに払念の思いで 栗駒に向かったわけでしたが 5月半ばのこの雪の量・・・。災い後に初登する身として歯車が噛みあわないのも当然なわけで無理せずに現実を迎え入れるままでした。それはそれとして かなり寒かったですね。。。
いずれこの数日に雪崩れそうな斜面 ブナの根あきも進んでいない斜面 2時間ほどアイゼンワーク。。
というわけで・・・尾瀬の山行には 寒気対策と雪対策が 必要になります。軍手 帽子 防寒着一枚 サングラス ストック 軽アイゼン お持ちの方は 携行ください。お持ちでなくとも 軽アイゼンとストックは3人分用意できますので 初尾瀬の方に貸し出しいたします。
秋田県東鳴瀬村は「田舎の原風景」がそのままある感じ。 まだ田起こしもされない田圃が続きます。ここからジュネス栗駒スキー場を経由して 再び岩手県側に戻り胆沢ダム近辺を確認してきました。まだ大森トンネル付近は登山口さえ分からぬほど雪がありました。 焼石岳秋田側登山口の林道はところどころ残雪があり、普通車での進入は困難という状態でした。雪解けにはもう少しかかりそうです。
ただ、今週は宮城が寒く福島は暑い日が続いていました。準備はおこたりなく!
七入から御池までは夜間通行止めになっていると思いますので確認も忘れずに。
木道の雪がどれだけ消えるか それが気がかりですね。
初尾瀬参加者が一人いますから 木道ハズシて捻挫がこわい^~^