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2012 Johzenji Street Jazz Festival in Sendai  (秘話とか裏話とか)

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エンターテインメントバンドに客の好みが流れる昨今、仙台ジャズフェスでの「本格的ジャズバンド」の出演は絶対数としては少ない。いや 参加バンド数は増えているのだが 本格的ジャズバンドとなると相対的には少ないということ。質的にハイレベルなバンド、奏者がもちろん徐々に増えてきてはいるのではあるが ここは今後一考願いたいところだ。

観る側からその質がどうかといえば 例えば東京から応募したアマバンドが「想像していたものと現実とでの圧倒的な観客数のギャップにビビリが入る」とMCで話していたように 今じゃ80万人もの観客動員数を誇る一大イベントに成長したわけだから 観る側の奏者を聴き分けるレベルも高くなっており 過去の出演回数なども調べて「オッカケ」を楽しんでいる市民もいるほどに聴く側の楽しみ方もレベルが上がってきている。「ストリートだなんて・・・演奏をチャッチャとこなして東京に帰る」的な?、「バンドの演奏経歴に一枚箔をつけようか」的な?、アマチュアの「ノリ」だけで30分のステージをもたせることは既にできなくなっている。

もともと仙台ジャズフェスは 「自分たちが楽しいことをやろう!」というジャズ好きな起案者たちが仙台三越を中心に始めたもの。その22年間の流れを知らずに「仙台の町興し」「シティセールスだろ」などと高をくくって演者がやって来ると ジャズのエッセンスを知る市民から小粒な豆鉄砲を喰らうことになる。

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その一方、学生時代から地味~な「ジャズの世界」に飛び込んでくる若者もいる。登龍門を目指すも残念ながら年月が経ち、軽音楽傾向・パフォーマンス偏向に流れる時代にあって 音楽で食べていけるかの葛藤が待ち受け 挫折を繰り返しながら・・・バイトで暮らす若者もいる。一途にジャズの王道を歩まんと、寡黙に研鑽するジャズメンも少なくない(芸術一般もそのようだが)。ここまでやれてこれたのは「音楽が好きだから」「ジャズが好きだから」ただその一点のはず。定禅寺通りのメインステージに登場する彼らも同じような因子を持ち合わせているはずだ。

だからこそ 仙台生え抜きのJAZZ quintet "US FIVE" には「頑張って~!」と応援する人が集まるのであろうし、若い芽を育てたいと願う仙台のジャズファンは意外に多い。今夜はそんな成長途上な彼らの「インデペンデントなステージ」だった。おそらく彼らの本格的ジャズとステージを今後の楽しみにと思うジャズファンは 今日の定禅寺のステージでさらに増えたと確信する。それにしても、仙台に本格的ジャズクインテットが存在するだなんて実に素晴らしいではないか。それを「培う空間」が仙台にあることもこれもまた頼もしいと思う。

「培う空間」、、、仙台にはジャズバンドをインキュベートする2つの空間が存在すると私は思っている。一つは、頑なにジャズの本流を追い続ける「東北大ジャズ研」の伝統・・・底流とでも云うべきか? そしてもう一つは 彼らのソロデビューを温かく見守り、セッションの場を与え続けてくれているお店・・・40年もの間 仙台にジャズの灯を燈し続けているお店・・・ 「KABO」の存在だ。この2つの流れから生まれ出た彼らの音楽に、深く酔うジャズファンは多い。

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そんな若手バンドをインキュベートする「居場所」とは一体どんな所なのか?・・・チョピッと教えよう。「そのすべての答えが知りたいなら、東一市場の KABO に足を向けたらいい」とね。たった8坪の店だけど毎週末、彼らの“生”を聞けるセッション、ステージも組まれている とも。なんも難しく考えることはない。「たかがJAZZ」とひとまず捉えて KABOを訪ねてみてほしい。好奇心を抑えきれないあなた、ノックさえすれば扉の向こうに生な音楽が ドンと待ってるはずだ。
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by tabi-syashin | 2012-09-10 23:29 | JAZZ | Trackback | Comments(0)